2011年3月17日木曜日

東日本大震災 原発について

いつからか、大震災の名前が変わっている。wikiによれば災害翌日から4日目の時点らしい。

原発についてまとめてみた。

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いろいろな情報が錯綜している。
テレビの説明を聞いても、つっこみどころのある説明ばかりで、
なかなか理解ができなかった。

NHKの3/16 21:00頃に説明した内容で、かなり理解できた。
これと、wikiの知識から、現状について理解したことをまとめてみた。

自分の結論としては、「原発については心配するな」、である。
もちろん、自分の認識が100%正しいとは思わない。
それぞれの人の理解になればと思って書いてみた。

[単位について]
前提
シーベルトとは放射線の量である。
報道がわかりづらい理由 その1
m(ミリ)シーベルトとμ(マイクロ)シーベルトが両方使われていること。
1mシーベルト=1000μシーベルト
である。わかりやすくするため、全てμシーベルトで表現する。
報道がわかりづらい理由 その2
シーベルトは量であるため1回、2回と数えるものであり、
時間単位とともに使われなければ正しい認識はできない。
一時間あたりに何回だったか、一日あたりに何回だったか、などを
統一して説明しないと混乱するだけである。


[線量について]
自然界から2400μシーベルト/yearを受けている。
(1年間に2400μシーベルトを受けている、と読んでください)
人体に影響があるといわれているのは100000μシーベルト/year

各地点で観測している測り方は一時間あたりの線量を観測している。

この単位をしっかり報道では明示しないため、話がわかりづらかった。
単位が違うものを同列で比較してはいけない。
「1年に自然界から2400μシーベルトを受けていて、
今回観測されたのは0.809μシーベルトだから、
全く問題ない」という説明は間違いである。

新宿では15日0.809μシーベルト/h, 16日は0.0569μシーベルト/hour
が観測された。

仮にこれからずっと1年間に渡って
1μシーベルト/hour
(1時間に1μシーベルト)
が観測されるとする。これは
24μシーベルト/day(1日に24μシーベルト), 8760μシーベルト/year(1年間に8760μシーベルト)
(....以降読み替えは省略します...)
であり、人体に影響する100000μシーベルト/yearに対して
8.76%でしかない。
よって、まるで問題ない、ということになる。

では、平均してどこまで許容できるかというと、
100000μシーベルト/year = 273.97μシーベルト/day = 11.4μシーベルト/hour
となる。

この計算からいけば、常に10μシーベルト/hのとこにいて、ぎりぎり人体に影響がでるかどうか、とのことである。

だから、心配するのはやめよう。

[原発の現状について]
詳細はよくわらないが、一人の解説者(NHK)によれば、
スリーマイルと同程度以上の被害にはならないとのことである。
原発の問題時には
「止める」「閉じ込める」「冷やす」
が大切なようだが、現在は「冷やす」に問題があり、それ以外には成功しているとのことである。
これは、スリーマイルと一緒であり、国際原子力事象評価尺度(INES)のレベル5である。
これに対し、「冷やす」以外にも失敗したチェルノブイリ自己は国際原子力事象評価尺度(INES)の最悪のレベル7である。

よって、これより事情が悪化したとしても、チェルノブイリ事故以上の災難は起こりえない。

[影響エリアについて]
チェルノブイリ事故にては退避区域は半径30kmであった。
もちろん、それより外にて放射線の増加は認められたが(1,100km離れたスウェーデンでも観測された)、退避区域には設定されていない。
これを元に考えると、
レベル7でも、半径30kmが壊滅的なエリアである。
福島-東京間は200km程度であるので、現在の理解からすれば、
東京はレベル7までいっても、問題がないことになる。

もちろん、放射能物質は雨や風にのって流れてくるだろう。
でも、それも現状では「線量について」の考察からまるで問題ない。

だから、心配するのはやめよう。

[気をつけること]
唯一気をつけるとすれば、
体の外についた放射性物質は塵と一緒で、洗い流せば問題ないが、
体の中に放射性物質を取り込んでしまうと問題である。
だから、指示(国から?)があった場合には、その対処は必要かもしれない。

[まとめ]
この考察はいくつかの前提に基づいている。
その前提が崩れた場合、正しくないこともある。
また、自分は放射能については全くの素人のため、上記見解は正しいかどうかは読者の判断に委ねる。

ただ、過剰に反応しても問題が増えるだけであるから、
冷静に情報を判断して、行動しよう。

P.S. 個人的には、東海大地震がおこるかどうかが心配です。

付記(2011/03/17 13:16)
1年間に自然から受ける放射線を1時間あたりになおすと
0.274μシーベルト/hour
なので、こっちで考えた方が、観測情報の値と比べたときわかりやすいかも

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